日増しに秋が深まり、気温の低下とともに乾燥が気になる季節となりました。
当院では季節の変わり目に皮膚病を発症し来院される患者様が多くいらっしゃいます。
そこで、秋冬に発症する代表的な皮膚病の症状についてご紹介いたします。
【しもやけ】
末梢血管での血行調節不全のため赤く腫れ、痒くなります。
晩秋から初冬、晩冬から初春にかけて寒暖差の大きい季節に発症しやすいのが特徴です。
また、発汗や水仕事の後に皮膚を濡れたままにしておくと、水分が蒸発し急激に皮膚温が下降するため発症しやすくなります。
【あかぎれ】
皮膚が腫れ、表面が割れる。出血を伴います。
皮脂の分泌の少ない手指先端、踵に発症しやすく、水仕事をする機会の多い主婦や美容師、調理師に起こりやすいです。
しもやけとあかぎれの予防には、保温・保湿・血行促進を日常的に意識することが大切です。
発症するとなかなか自然治癒しにくい皮膚病ですので、早めに受診することにより治りが早くなりますし跡も残りにくくなります。
当院では、肌の症状に合わせたお薬と保湿剤を院内処方しておりますので、皮膚のトラブル、お悩みをお持ちの方は予約の上ご来院ください。
神保 孝一
★次回は蕁麻疹(じんましん)についてご案内します。(毎週水曜更新予定)